夢の世界をまとったふたりが紡いだ 笑顔と感謝にあふれた一日

-Ceremony-

あたたかな陽射しが差し込む｢グレイスコートチャーチ｣
この場所で､ 今日という特別な日を迎えたおふたり｡

野球とディズニーをこよなく愛し
それぞれの世界に夢中になってきたふたりが出会い
共に歩む未来を選んだ､ 人生の始まりの瞬間｡

お支度が整ったあとに待っていたのは､ 親御様とのセレモニー｡
新郎様には､ お母様からのジャケットセレモニー｡

｢立派になったね｣そんな言葉はなくとも
背中にそっと手を添えるその仕草に､ 万感の想いがにじみます｡
今までもこれからも､ 誰よりも味方であることを伝えるように｡

新婦様には､ お母様からのベールダウン｡
娘を送り出す母の手は､ どこまでもやさしく
｢しあわせになってね｣という願いが､ 何層ものレースに宿っていました｡
きっと今日まで､ 何度も心の中で繰り返してきた想い｡
その全てをこの一瞬に込めて｡

挙式の中では､ ご新郎様のかわいらしい従姪たちがリングガールとして登場｡
年齢はまだ幼いふたり｡
緊張で顔をこわばらせながらも､ しっかりと歩みを進める姿に
列席していた誰もが自然と笑顔に｡

｢未来｣や｢希望｣といった言葉が似合う､ まぶしい時間でした｡

そして､ 挙式後のガーデンセレモニーへ｡
おふたりが選んだ演出は“ブーケトス”ではなく､“野球ボールトス”｡

ゲストに向けて思いきり投げられたボールには､ 楽しいだけではなく
｢今日来てくれてありがとう｣｢これからもよろしくね｣そんなふたりの気持ちが
ぎゅっと込められていました｡

見事キャッチした方には､ 目録というサプライズの贈り物も｡
まるでホームラン級の歓声と笑顔が､ 会場を包み込みました｡

白のタキシードとウエディングドレスに
おそろいであしらわれた黄色のブートニアとブーケ｡
それはまるで､ ふたりの明るさや､ あたたかな絆を表すようで
初夏の陽射しに映えるその姿が､ とても印象的でした｡

– Reception-

披露宴会場は｢Yorokobi-嘉-｣｡
そこには､ おふたりの大好きな世界が丁寧に描かれていました｡
ティファニーブルーのクロスとそこかしこに散りばめられた装飾たち。

おふたりが“好き”を大切にしてきた軌跡がしっかりと刻まれていて
ゲストを迎える空間そのものが､ おふたりからの“ようこそ”の気持ちそのものでした｡

そして､ 目を引いたのがウェルカムスペースに飾られた名前入りのバット｡

まるで少年時代の夢と､ いま目の前にある幸せがひとつに重なったようなディテールに
思わずゲストも｢ふたりらしいね｣と口にします｡

披露宴の幕開けは､ 映像演出によるマッピング入場｡
煌めく映像に包まれて登場したおふたりに､ 大きな拍手が送られました｡

乾杯のご発声は､ 新郎様の野球部時代の監督｡

グラウンドで共に過ごした時間を知る方からのエールは
どこまでもあたたかく､ そしてどこか親のような眼差しで贈られ
場内がじんわりとした感動に包まれます｡

ウェディングケーキには､ まさかの“スコアボードチョコ”がデザインされ
青春の一コマをそのまま再現したかのようなユニークなケーキに
笑顔とシャッター音が一斉に広がりました｡

ファーストバイトでは､ 特大スプーンでの一口｡
新郎様が新婦様へ､ しっかりと愛情を込めて贈ったその一口に
ゲストからは笑い声と歓声が湧きあがります｡

中座は､ それぞれが人生で深く関わってきた人と｡
新郎様は大好きなおばあさまと､
新婦様は信頼のおける姉おふたりと手を取り合って｡

歩く一歩一歩に､ これまでの思い出が重なり
その時間そのものが“ありがとう”の言葉のようでした｡
お色直し後の再入場では､ まさかのサプライズ｡

ミッキーのシルエットのスポットライトに包まれながら
新郎様が新婦様を“お姫様抱っこ”で登場！

大切に､ 大切に運ぶその姿に､ ディズニーの世界が

現実になったようなときめきがあふれました｡

ご新婦様のカラードレスは､ 爽やかな水色｡
そのヘアスタイルには､ 貝殻の飾りが添えられ
会場装花やコーディネートともリンクする統一感ある装い｡

目に映るすべてが｢おふたりらしさ｣に包まれていました｡

そして披露宴のクライマックスでは､ 両家のご両親へ
感謝を込めた“子育て感謝状”をお渡しに｡

それはまるで､ ふたりからの卒業証書のようで
会場中に､ 涙と拍手がやさしく交差するひとときとなりました｡

結びに流れたのは､ 壁一面に映し出されたエンドロールマッピング｡

今日という一日が､ まるで一本の映画のように映し出され
笑い､ 泣き､ また笑って
“この時間を一緒に過ごせてよかった”

そんな想いが静かに胸を満たしていきました｡

今日の日をわすれずいつまでも末永くお幸せに・・・